ドラマ「俺の家の話」の話🍀

ココロに傷をもつ、優しいあなたへ。

《あおばカウンセリング☕カフェ》青葉です🍀

 

あなたはテレビなどでドラマを観ますか?

私は朝ドラ以外では、今クールは長瀬智也主演の「俺の家の話」だけ観ていました。

そのドラマが昨日、最終話をむかえました。

 

こともあろうか最終話だけお風呂に入って見逃しました。

初めてのティーバーで観るという失態はありましたが💦

目が離せない、みごとな話の展開と伏線回収、涙の結末に涙がこぼれました。

今日は、ドラマの話をゆっくりと。ネタバレありです。

 

ドラマ「俺の家の話」あらすじ

観山家の「最後の話」を長瀬智也“寿一”が語る

(TBS)

能の人間国宝である父・観山寿三郎(西田敏行)の長男である寿一(長瀬智也)は、17歳で家を出てプロレスの道へ。父の病を知り、25年ぶりに家に戻り、父の介護を始める。

父は寿一を褒めることは全くなく、そのことが寿一の心の中にずっとあった。寿一は父の回復を心から願い、介護に専念していた。大好きなプロレスをやめ、能の一家を継ぐべく、能を学び始めたが父から認められることは無い。寿一の別れた妻との間の子ども・秀生が能に興味をもち、父は孫の秀生のことはとても褒めるのにである。

死の淵を行ったり来たりする父であったが、寿一はあきらめず懸命に父を励ます。そして、寿一はプロレスの引退試合で…亡くなる。まさかの最終話の展開である。寿一の死を受け入れられない父と寿一本人。二人は周りの人には見えない会話を始めるのである。そこで伝えられる父の思いと寿一の心のひだを想像するに、涙、涙である。

 

これは、私から見たこのドラマのあらすじです。

観る人によって、より強く感じるところは違うと思います。

 

父と子のココロ

長男なのに能ではなく好きなプロレスの道に進み、罪悪感を抱えていたと思われます。罪悪感のため、家に近寄ることができないまま25年もの長い時間が過ぎました。どうでもいいと思っていれば罪悪感ももちません。やはり愛がある故なのです。

父の介護のために、25年ぶりに家に帰ることを寿一は決めます。大好きなプロレスをやめ、跡取りに迎えてくれるかも分からない能の世界に入ることを決め、父の介護を自ら申し出ます。そこには、罪悪感のみならず、今度こそは父に認めてもらいたい、愛されたいと思う気持ちが込められていると思います。

 

亡くなった寿一に父は言うのです、

「みんなもことを笑顔にしてくれてさ、奮い立たせてくれて、人様の分まで戦って、舞って、ケガして、笑って…国の宝にはなれなかったけど、お前は観山家の人間家宝だよ。褒めてしまうと、それで終わってしまうから…。」

このようなことを話しました。

 

最終話で、しかも亡くなった寿一との会話でやっと褒めることができ、父が褒めてこなかった理由が分かります。能の世界を追求するあまりの厳しい愛。それを受け止めて寿一は成仏していきました。父は寿一を跡取りとして決めていたのです。

 

後記

私は、褒められたくて認められたくてという寿一の気持ちが自分と重なりました。長男が故の葛藤、愛を疑うゆえの苦しみ。

 

同じような親子関係の方も世の中にはたくさんいます。私もそのひとりです。人を褒めることができないのには事情があり、難のある親もたくさんいます。その人たちにも事情があるのです。その事情は子どもには関係ありません。親の事情です。親からもらいたかったものがもらえなかったり、愛を確かめたくなる心情は私もよく分かります。

分かりやすい愛ではなかったかもしれないが、そんな事情も親にはあったのかなと心の葛藤を感じ取ることは許しであり、自分が次に向かうステップになると私は思います。

 

こんな学びのあるドラマとは知らずに見ていましたが、長瀬君の引退前の最後のドラマだったのかなと思います。長瀬君がどんな思いでいるのかははかり知れませんが、同世代アイドルの葛藤はあるのかなと思いを馳せつつ。

 

明日、あなたが見える景色が

美しいものでありますように🍀

《あおばカウンセリング☕カフェ》青葉でした。

 

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