ココロに傷をもつ、優しいあなたへ。
今日は、国際女性デー(ミモザの日)です。
日本でも徐々に認知度が上がってきましたね。
ミモザもお花屋さんで見られるようになりました。
ミモザの日とは?
3月8日は、1975年に女性の人権について考える日として国連が制定した「国際女性デー」。そして、のちにイタリアでは、この日に男性が女性へ敬意と感謝を込めて、母親や奥さん、会社の同僚などにミモザを贈る習慣ができました。愛と幸福を呼ぶと言われるミモザを贈られた女性たちは、そのミモザを誇らしげに飾り、仕事や家事からすこしだけ離れて、束の間の自由を楽しむのだそうです。このことから「ミモザの日」とも呼ばれるようになりました。
↑私の近所でも、ミモザが開き始めました。
女性の人権
この国際女性デーが制定された1975年、まだ46年前のことです。
女性の地位が低いから制定されたわけです。
最近、東京オリンピックの会長の女性蔑視発言で
女性の地位について取り上げられました。
「やっとこのような日がやってきた!」と私は思いました。
日本は、女性が活躍することが難しく
女性の国会議員の割合も低いことはよく話題にのぼります。
私も社会で感じるのは、
能力があっても、女性の意見は取り上げられにくいということ。
スタートラインが一緒に見えても、
見えないスタートラインがもっと後ろに引かれていて
努力、根気でやっと追い付くかどうか。
家庭生活を成り立たせるのも女性がメインで行い、
女性の体力で両立は叶わず、あきらめていく女性も多くいます。
男性も女性も活躍できる仕組みになったらいいのに…
そうしたら、しんどい思いをしている男性も救われるのに…
女性活躍が遅い理由
日本で女性が国会議員になることはおろか、
女性が選挙権を持つようになったのも
1945年、ほんの70年前のことです。
第二次世界大戦が終わったころです。
若い世代には遠い昔のことに思われると思いますが、
私(40代)の親が生まれたころのこと。
まだまだ男尊女卑が色濃く、
女性の社会進出はおろか、
家を守るべきものという社会の思想は
女性の常識にも植え付けられていきました。
その親世代の常識が、
子ども世代の私たちを苦しめていると私は考えます。
40代後半~50代前半は特に、グレーな世代。
親世代からの押し付け、下世代からの突き上げ…
ちなみにこの世代は、第2次ベビーブームで人数も多い上に
バブルの後の就職難で職にあぶれる
または、希望通りに職に就けない人だらけでした。
もうひとつは、
男性にとって、女性が活躍されては困るということです。
第二次世界大戦に日本は負け、男性のプライドはズタズタに。
大きな傷を心にも受けました。
戦後にDVが増えたことも、
男性のこの傷付きによるものが多分に含まれていました。
この敗戦の傷付きは時を経て、
今に生きる男性の中にも無意識に継承されていると
言われています。
この過去の投影が、女性にいまだに当てつけられていると
言えそうです。
後記
今日の記事は、男性の方は耳が痛かったでしょうか??
痛かったらゴメンナサイ!そんなつもりではありません。
女性にとって生きづらい理由が少しでもわかることで力になると思い、
また、男性の傷も知ることで相互に成長していけるのではないかと
思っています。
ココロにゆとりをもって、
楽しい家庭を、生きやすい社会を作っていきたいものです。
思いつつ❦