生きづらさは、幸せへのヒント。
青葉カウンセリング・カフェ、あおばです☕
ひとつお知らせがあります。
8月下旬のモニターさま募集につきまして、
私の腰がだいぶいってしまっている状況でして、
見送らせていただくことにしました。
もしお申し込みを検討されていた方がいらしたら、
すみません!!
また、募集するときは、
よろしくお願いいたします!あと6席です☆
さて、DV・モラハラ研究員(自称)の私ですが、
する人のことについて書きました。
自分が被害を受けていることに気付くことが大事ですが、
こういう人と付き合わなくてはならない場面もあります。
そんなときの話し方を今日は考えていきたいと思います。
ハラスメントをする人向けだけではなく、
お子さんとの接し方にも有効ですし、
モラハラではない人との会話やカウンセラーにも◎
つまり、どんな人にも使える方法だと私は思います。
ふだん、きついとか厳しい、態度が悪いと言われる方にもおすすめです☆
モラハラ夫(妻)とのコミュニケーション術
モラハラ夫(妻)というのは、
自信がある人ではありません。
そのため、自分がまわりの人から傷つけられないか、
予防線を張って毎日過ごしています。
すんごいしんどいですよねー
職場や友人など、外の世界で我慢している分、
家で言いやすい人に、強く言ってしまうという。
つまり、向こうは責めてきますが、
まず受け取ってあげることが大切です。
受け手としては
悲しいとかふざけんなとか思うことはさまざまとは
思います。私もそうでした。
例えば、洗濯物を見て夫が言います、
「なんだ、この畳み方は!何にもできないなお前は!」
と怒りをぶつけてきたとしましょう。
ここでどうでしょう。
「何よ、だったたら自分で畳みなさいよ!」
と返せればまだいいのですが(あまり良くないが)、
火に油を注ぐことになります。
何せ、モラハラ夫が言いたいのは洗濯物のことではなく、
俺のことを認めろ。言うことを聞け。
ということですから、ね。
ほら、自信がないので、
妻が脅威にならないよう従わせたいわけですよ。
だから、まず受け取りの術です。
「そう思うんだね。」
「なるほど。」
「思っていることを教えてくれてありがとう。」
実はそんなに畳み方が悪いとは、妻側は思っていません。
それでも否定をせずに(迎合もせず)、一旦受け取る。
野球で言えば、投げられたボールをキャッチする感じ。
投げられたボールをバットをもって、打ち返したら?
クソ―俺の話を聴けないなんて!と。
まず、受け取る。
内容によっては、どんな言葉がいいか異なりますので、
パターンを考えておくといいでしょう。
これが、第一歩です。
受け取ってもらえた、聴いてもらえたという
安心感を感じます。
「受け取る」のバリエーション
これに加えましてあと2つ。
要約の術と繰り返しの術。
夫、「今日、会社で上司に呼ばれてあることないこと俺のせいにされて、家に帰ってみればお前はのんきな顔して腹が立つんだよ!!子どももお前のしつけが悪いせいで、『お帰りなさい』も言わないし、お前と結婚して最悪だ!」
自分の機嫌を妻に当たり散らしており、
「あなたの機嫌を家にまき散らさないで!」
と返してしまうと、
夫の自信がまたポッキリ折れてしまいます。
さて、どう言いましょう?
「会社で嫌なことを言われて、つらい気持ちなのね。」
もっと言い返したいこともありますが、
これも、間違いない夫の言い分です。
話の内容をまとめて夫に返す、要約の術です。
子、「夏休みの宿題はぜんぜん進んでいないし、お母さんも手伝ってくれないし、学校に行っても怒られるし、だから始業式から学校に行かないもんね。」
事実とは違っても、
言いたいことは見え隠れしていますね。
「夏休みの宿題なんて自分でやるものだし、私とか先生ののせいにするんじゃないわよ。学生なんだから、学校に行くのも当たり前だし、何言ってるのよ!」
時と場合によっては、父性的な指導も必要ですが、
このような会話が続けられたとしたら…
本当に子どもが伝えたい信号も受け取りにくくなります。
工事現場で金属製の棒を盗んできて、
他中に殴り込みに行ったときは叱りつけてあげることも必要です。
では、繰り返しの術を使ってみます。
「宿題が終わっていなくて、先生にも怒られそうで、
学校に行きたくないのね。」
こうやって受け取ってもらえると、
ふっと気持ちが楽になるのです。
そして、お母さんは聞いてくれる人と信頼が生まれ、
本当の気持ちもそのうちに話し出すこともあります。
「実はお友達とうまくいっていなくて、
始業式でどんな顔して合えばいいか分からないの。」
「実は勉強が分からなくて、
宿題ができなくてこんな自分は学校に行っても
仕方ないと思っているんだ。」
日常からの関係によりますが、
こんな「本当の気持ち」が出てくることもあります。
このことはモラハラ夫も同じですが、
大人の場合、
繰り返しを使いすぎると馬鹿にされている気持ちに
なることもあるので気を付けた方がいいと思われます。
こちらの言い分を伝えるとき
上記の3つの術に慣れてきたら、
こちら側の言い分も伝える段階に参ります。
言われっぱなしで、自分の言い分を伝えられないなんて
しんどいものですものね。
上記の3つの術の後に、
「私は」を付けて、気持ちを伝えましょう。
例えば、先の例に付け加えますと、
洗濯物の畳み方が悪いと言う夫に対して、
「なるほど、そう思うのね。
私は、この畳み方がいいと思うんだけどどう思う?」
子どもの夏休み明けの宿題について、
「気持ちを聴かせてくれてありがとう。
私は、宿題が終わらなくても学校に行ってもいいと思うの。
でも気になるようならば、できる限りのことをしてみるのはどうかしら。」
この「私は」を付けるのは、
アイ(I)メッセージと言って、
人と話し方でよく言われることです、
ただ、ここでは少し違っていて、
「私は」を使うことで、
一般常識とか、全世界の人が言っているのではなくて、
「あなたひとり」が言っていることなんだと、
受け入れやすくなるのです。
自分はダメだ―!!という観念が強い人は、
外から危害を加えられないか怖いのです。
その点、「私は」を付ければ、
ひとりだけの意見と理解します。
後記
本当は離れた方がいいと思いますがね。
簡単に離れられないときってあるじゃないですか?
親とか身内とかパワハラ上司とか。
まあ、私は離れたままですがね笑。
もちろん、人によって通じないほど
傷付いている場合もあるし、
様子を見ながらになります。
私も最初は、「私は」を入れるのに慣れていなくて、
変な感じがしましたが、大丈夫なようです。
話し方をこのように変えてみたら、
少なくとも暴力的なことをすることはなくなりました。
まだまだモラをこぼしますが、大きな進歩ですよねー
もしよかったら、工夫しながら日常生活の中で、
少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか?
やわらかな木漏れ日のような、
穏やかな日々が訪れますように。
青葉カウンセリング・カフェ、あおばでした🍀
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